2012年12月6日(木)
暮らし守る人選ぼう
困っちゃう人々官邸前行動
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貧困問題に取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は5日夜、首相官邸前と財務省前で消費税増税や社会保障改悪を許さない14回目のスタンディングアクションをしました。
マイクを握った参加者らは、16日投票の総選挙と東京都知事選では暮らしを守る人を選ぼうと次々に発言。「貧乏人からこれ以上税金をとるな」などとシュプレヒコールしました。
「生きるを守る STOP!! 生活保護引き下げ」と書き、はちまきをした動物たちのイラスト入りの赤いクロスをつくって参加した千葉県在住の女性(33)は、「精神疾患にかかり仕事をやめ、生活保護を利用して、それは恥ずかしいものじゃないとわかりました」と、生活保護改悪反対を訴えました。
ホームレス法的支援者交流会の後閑(ごかん)一博代表は、路上生活者が選挙権を事実上はく奪されている問題をあげ、「貧困に置かれているホームレスが投票に行けないということはあってはならない」とのべました。
首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は、民主党が前回総選挙の公約を破り、消費税増税や労働者派遣法抜本改正の骨抜きを進めてきたことを批判。「こんな公約違反を放置すれば民主主義が破壊される。あきらめずにたたかおう」と呼びかけました。