2012年12月5日(水)
“原発ゼロ示せ”市民500人が抗議
自民党本部前
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国策として原発を推進したうえ、事故後も依然、国民が求める脱原発への方向を示そうとしない自民党に対し、市民約500人が4日、東京都千代田区の同党本部前に集まり抗議の声を上げました。首都圏反原発連合が呼びかけたもの。
寒空の下、参加者はドラムの音に合わせて「再稼働反対 大飯を止めろ」「原発ゼロは国民の総意」と自民党本部に向かってアピールしました。
タブレット型端末の液晶画面に「原発ゼロ以外了承しかねる」と表示し掲げていた神奈川県大和市の男性(46)。「また事故前のような社会に戻って後悔したくないから、同じことは繰り返さないという決意を示しに来ました。即時原発ゼロへ、政府にイニシアチブを取らせるために今がんばらないと」と語気を強めます。
東京都杉並区から参加した女性(48)は「事故後も原発を存続しようとする自民党に抗議せずにはいられません。すでに2基しか原発は動いていないのだから、即時原発ゼロが一番現実的。意思決定を国として一刻も早くやるべきです」と語りました。