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2012年12月3日(月)

原発のない国へ

西東京でフォーラム

市民200人で「即時廃炉」宣言

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(写真)「西東京・脱原発フォーラム2012」で被災地の人々や動物の気持ちを発表する親子ら=2日、西東京市

 「つなげよう命 原発のない国へ」をテーマに、東京都西東京市で2日、「西東京・脱原発フォーラム2012」が開かれ、市民約200人が交流しました。

 主催は市内で脱原発の活動をする市民団体が集まってつくる「みんなのNONUKES☆西東京」。

 いのちやエネルギーについて親子で考えるワークショップでは、子どもたちが福島の動物の気持ちを鳴き声で表現し、親たちが福島の子や親の詩を朗読する発表会や、10円玉や1円玉、レモンで発電する実験などが披露されました。

 メーン舞台では、市民がつくった放射能測定所の紹介やシンポジウムが開かれ、放射能汚染の実態や福島の人々が置かれている複雑な現状が明らかにされ、脱原発社会の実現に向けて市民一人ひとりに何ができるかなどを話し合いました。

 参加者は、国内の全ての原発の即時廃炉と原発事故による被害者への国と東京電力の十分な補償・賠償などを求める「西東京『脱原発』宣言」を拍手で採択。シンポジウム終了後、脱原発デモをおこない、「原発さよなら」「原発バイバイ」と声をあげて市内を歩きました。

 2歳と5カ月の2人の子どもを連れて参加した女性(28)は「福島の人たちの言葉にできない複雑な思いを知りショックでした。日常の忙しさで流されてしまいがちですが人ごとではないし忘れてはいけないと思いました。来てよかったです」。


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