2012年11月30日(金)
ダンス規制やめて
「風営法」から削除を 若者ら署名宣伝
京都と東京
「風営法」の規制対象から「ダンス」を削除することを求めている「レッツダンス署名推進委員会」は29日、京都市と東京・渋谷駅前で署名宣伝をしました。
京都・四条河原町では太鼓などを打ち鳴らし、元気いっぱいのダンスでアピール。「音楽が流れれば自然と体が動きませんか。それを規制する法律があることをご存じですか」。同会の男性(22)が訴えると、立ち止まり署名する人、ビラを受け取る人が相次ぎました。
ダンスに飛び入り参加した男性(23)=京都市=は「規制はおかしい。楽しく踊りたい」と話しました。
日本共産党の、こくた恵二衆院比例・京都1区予定候補も参加。こくた氏は、国会で質問主意書を提出したことを紹介し、「中学校でもダンスが必修科目になっています。当たり前のことを実現しようという署名です。ダンスをする自由を勝ち取りましょう」と訴えました。
東京・渋谷駅前では若者らが足を止め、1時間で59人が署名しました。
京都から仕事で上京していた女性(35)は「おいがダンスをしているのでダンスをする場所がなくなるのはかわいそう。のびのび踊ってほしい」と話しました。友人の女性(23)も「国籍関係なく誰とでも仲良く踊れるクラブが大好きだから、こんな法律は納得できない」と署名しました。
5月29日から始めた署名は半年で8万7000人分を超えました。同推進委員会は、この日告示された東京都知事選の候補者に、風営法改正に関する質問状を送り、回答をホームページで公開するとしています。