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2012年11月16日(金)

いじめ被害受け止めて

衆院議員会館 全国の会が集会

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(写真)院内集会でいじめ被害の実態を訴える全国いじめ被害者の会の人たち、手前は日本共産党の宮本岳志衆院議員=15日、東京都千代田区

 「全国いじめ被害者の会」(大沢秀明代表)は15日、東京都千代田区の衆院第2議員会館で集会を開き、いじめ被害の実態と根絶に向けたとりくみの強化を訴えました。

 「ぼくだけが退学処分になった」と話したのは、昨年の11月から毎日のように暴行を受け学校に行けなくなったという高校2年生。「加害者は学校に通い続けているのに」と学校の対応の理不尽さを訴えました。中学生の娘が隣の席の男子生徒にコンパスで腕を刺されたという男性は、「学校が事実を認めるまでに10カ月もかかりました」といいます。

 いじめが「けんか」や「トラブル」とされて、「お互いさまだから」と深刻な被害の事実が隠蔽(いんぺい)されていく実態が口ぐちに語られました。

 「どこにいってもとりあってもらえない」と苦しみを語る被害者たち。「だからこそ、国に、このようなことが繰り返されないような対策を求めます」といいます。

 集会に先立ち、同会は文部科学省を訪れ、いじめを「野放しにしている文部科学省、教育委員会の責任は重い」とし、本気でいじめをなくす施策を求めました。

 日本共産党の宮本岳志衆院議員が文科省への要請に同行し、集会に参加しました。


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