2012年11月13日(火)
原発ゼロすぐに 各地の11・11
「即時原発ゼロ」「再稼働反対」などをかかげて11日、全国各地で集会やデモ、パレードなどが繰り広げられました。(大阪府で予定されていた「LOVE脱原発OSAKA1111」は、荒天のため中止になりました)
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大間つくるな
青森県大間町では、大間原発建設工事の即時中止を求める集会が、380人の参加で原発敷地の隣接地で開かれました。
大間町で、原発建設反対の声を上げ続ける佐藤亮一さんは、「原発反対の町民はもっといる」とのべ、参加者の大きな拍手に包まれました。
北海道函館市から駆けつけた「大間原発訴訟の会」の竹田とし子代表、青森県労連の奥村榮議長らが、「原発をゼロに」などと訴えました。日本共産党から高橋ちづ子衆院議員らが参加しました。
政治を変える
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北海道では「11・11札幌アクション」が札幌市内で開かれ、1000人が参加しデモ行進しました。
原発問題全道連絡会の畠山和也代表委員は主催者あいさつで「今度の選挙で原発ゼロの国会議員を多数にする活動を強めよう」と訴えました。
函館市では「ストップ! 大間原発、原発ゼロへ」の集会とデモがおこなわれ、400人が参加しました。
日本共産党の紙智子参院議員が「政治を変えて大間原発の建設を中止させよう」とよびかけました。
いのち守ろう
福島県では、県内7カ所で集会やパレードなどがおこなわれました。福島市では、JR福島駅前通りでリレートークと宣伝署名行動。約80人が参加し、横断幕や「原発ゼロ 放射能からいのちを守ろう」と書いたのぼりなどをかかげ、にぎやかに取り組みました。
日本共産党からも、渡部チイ子衆院1区予定候補らが訴えました。
全町避難の浪江町から10年前、福島市に転居した女性(60)は、「いたたまれない思いで署名した。政府は、つらい暮らしをしている人の生活を見てほしい」と語りました。
子の健康考え
福岡県内では、実行委員会などが主催する「さよなら原発11・11集会」の福岡市会場に1000人、北九州市会場に500人余が参加。そのほか、つどい(大牟田市)やパレード(久留米市)など6カ所、計約2000人が参加しました。
福岡市会場の冷泉公園では、「100人の母親たち」トークの亀山ののこさん(写真家)がマイクを握り、「子どもの健康のことなどを考えると原発問題は無関心ではいられない」と訴えました。
立地県でノー
関西電力大飯原発をかかえる福井県でも集会やパレード、ライブがおこなわれました。
福井市の集会には約250人が参加。敦賀市に住む元原発労働者や福井県出身の歌手、僧侶が「再稼働などありえない」と訴えました。
坂井市では、毎週金曜日に福井市内の関電前抗議行動を呼びかけるレゲエ歌手のSing J Roy(シング・ジェイ・ロイ)さんらが、平和で原発のない未来への思いをこめてライブをおこないました。