2012年11月11日(日)
原発ゼロ 反貧困 女性の共同
はたらく女性の中央集会 京都で開幕
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原発はゼロへ、なくそう貧困、女性の共同を広げようなどのスローガンをかかげて10日、第57回はたらく女性の中央集会が京都市で始まりました。
1日目は雇用のあり方やメンタルヘルス、保育・子育て・しゃべり場などの7分科会と体験・見学分科会が開かれ、650人が参加しました。
分科会「まともに働きたい! いまこそはたらくルールの確立を」には122人が参加しました。
「働く女性の問題の裏返しが非正規雇用の問題だ」と切り出した中村和雄弁護士は、非正規雇用の拡大と問題点を指摘。国は非正規雇用から正規雇用への切り替えをすすめるといいながら、その率は下がっており、「非正規雇用の人は非正規でしか働けない」と批判。派遣労働法の抜本改正や有期雇用の入り口規制、社会保障制度の充実などをすすめ、「みんなが幸せに支え合える社会をめざそう」と呼びかけました。
国公労連女性協議長の橋本恵美子さん、JAL雇い止めCAを空にもどす会事務局長の木谷憲子さん、京都放送労働組合副委員長の古住公義さんがたたかいを報告。会場からも時間いっぱいの発言が相次ぎました。
分科会に参加したコープかごしま労働組合副委員長の福丸裕子さん(53)は、「正社員と同じ働き方をしているのに、母性保護でも有休でも『パートだから仕方ない』みたいになりがちです。もっと学習を広げて、堂々と権利を言えるようにしたい」と話しました。
分科会終了後、参加者は京都駅前でリレートークをおこないました。11日は全体会が開かれます。