2012年11月8日(木)
オスプレイ
つり下げ3トンブロック
基地内初確認、鉄重りも
沖縄・伊江島
米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが沖縄県各地でコンクリートブロックをつり下げて飛行する姿が目撃されていますが、ブロックの重量が最大7000ポンド(約3トン)であることが判明しました。伊江島補助飛行場(沖縄県伊江村)で初めて、形状と重量が確認されました。
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同飛行場内には四つのブロックが置いてあります。それぞれ、「2300lb(ポンド)」=約1トン、「7000lb」=約3トンと記されています。さらに、重量不明の鉄の重りもありました。
このうち、基地外でつり下げていたのは1トンのものとみられますが、在沖縄海兵隊機関紙「オキナワ・マリン」11月2日号は、「オスプレイは伊江島で10月25日、7000ポンドのコンクリートブロック1個をつり下げ、着陸帯の複数の場所に移動した」と報じています。
オスプレイと交代するCH46ヘリも同様の訓練を行っていましたが、防衛省によれば、同機の最大つり下げ重量は約2・3トンです。これに対してオスプレイは5・7トンまで可能とされています。
コンクリートブロックのつり下げ訓練は10月22日、伊江島の集落上空で初めて確認。以後、沖縄本島北部の名護市や金武町などで目撃されています。今後、オスプレイが3トン級のブロックをつり下げて住民の頭上を飛ぶ危険があります。
つり下げ訓練をめぐっては、CH53ヘリが車両を読谷村沖に落下させた事故が発生しています。