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2012年11月7日(水)

きょうの潮流

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 NHKの連続テレビ小説「純と愛」の愛(いとし)に、妹がいます。誠です。彼女は、出会う人のにおいを感じてしまいます▼昔から、相手に「おまえ、くさい!」などの言葉を浴びせていじめる子どもがいます。しかし、誠の「くさい!」は逆の立場から発せられているようです。相手の心が曲がったり汚れたりしている場合、におうらしい▼マスク姿の彼女が「くさい!」といって顔をしかめるたびに、なにやら気持ちが落ち着きません。どこか心に汚れたり腐ったりしたところがないか、テレビをみている自分まで点検されているようで…▼誠は、長尾たかし氏という民主党議員には平気でしょうか。あるいは、猛烈なにおいに悩まされるでしょうか。議員は、インターネットの日記に書いています。生活保護を「入りやすく、出やすい」制度に改めれば、「確実に日本人の心が腐っていく」と▼生活保護を受ける人の心も腐っている、といっているかのようです。しかし、「腐る」という語にこだわれば、多くの人が生活保護に頼らないと生きてゆけないような貧困を生む、社会が腐りつつあります。病や障害で働けない人や働きたくても職のない人を助けられない社会は、人々の絆を失わせ、よけい荒れはてて腐ってゆきます▼暮らしに困る家庭の子を、「くさい!」といじめる子の姿も重なる議員の日記です。民主党の公約は、生活保護の充実でした。しかし、この人に党の生活保護ワーキングチームの事務局長を任せた民主党。誠にはどうにおう?


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