2012年11月6日(火)
無法な電機大リストラ
「やめません」と言おう
大阪・シャープ本社前 実行委が宣伝
|
大阪労連や日本共産党などでつくる「電機等大企業のリストラから雇用と地域経済を守る実行委員会」は5日朝、大阪市のシャープ本社前で「無法な大リストラをやめさせ、地域経済と雇用を守ろう」と宣伝しました。
シャープは、「業績悪化」を理由に、来年3月末までに国内で5000人を削減する人減らしをすすめ、1日からは2000人の希望退職を募集し、「退職してください」「君のいる場所はない」とすでに露骨な退職強要が行われています。
「退職強要には『やめません』と言いましょう」と書いた横断幕を掲げ、大阪労連の川辺和宏議長ら37人がビラを配布。ビラは早期退職とは名ばかりで、労働者個人を狙い撃ちにした指名解雇そのものだと告発し、「やめません。私は会社に残ります。面接でこの一言があなたと家族を守ります」とよびかけています。
宮武正次大阪労連副議長は、10月下旬に行った大阪労働局との交渉を紹介し、「労働局は、問題があれば引き続き啓発・指導をしていくと答えました。きっぱりはね返しましょう」と訴えました。
管理職らが門前に並ぶ前を堂々とビラを受け取って入門する労働者が相次ぎました。
近くの飲食店で働く男性(43)は「シャープもひどいね。いらなくなったら首を切るのは乱暴ですよ。人はモノではない」と憤ります。1時間足らずで約1000枚のビラが受け取られました。
日本共産党からは、清水忠史党衆院比例予定候補、山本陽子衆院2区予定候補が訴えました。