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2012年11月5日(月)

全国から青年大集合

福島 原発ゼロ 政治変えよう

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(写真)青年の要求をアピールしながらパレードする福島青年大集会の参加者たち=4日、福島市

 「福島のいまを知り、日本のこれからを考えよう」と、「もやもやふっとばしまスカッ!! 福島青年大集会2012」(同実行委員会主催)が4日、福島市で開かれ、北海道から九州まで約1000人が参加しました。「再稼働を許さず、ただちに原発ゼロを」「若者に雇用と暮らしの保障を」。福島と全国の連帯の力で、「青年を苦しめる政治を変えよう」との熱気に包まれました。

 福島の青年の実態を告発するリレートークでは、東京電力福島第1原発事故の放射能汚染による避難生活で各地を転々とした女子高校生が「なぜ福島県民だけがこんな思いをしなければならないのでしょうか。原発問題の当事者は私たち子どもです」と痛切な思いを語りました。3歳と1歳の娘を持つ福島市の女性は、放射能汚染で「子どもたちの外遊びや食べ物はどうするか、仲間と話し合い、医療費の減免や健康管理手帳の交付を要求し、県と交渉しています。子どもたちの未来が希望に満ちたものになるよう、福島を取り戻す日まで、地球上から原発がなくなる日まで頑張ります」と話しました。

 運動交流では、震災を理由にした雇い止めを撤回させたソニー労働組合仙台支部の小高洋さんが「私たちは、あきらめず勇気をもって声をあげることで変わるという確信を持ちました。この国に真の復興を。手を取り合い、ともに歩んでいきましょう」と訴えました。

 福井県で原発に反対するピースライブを開き、毎週金曜日に官邸前抗議行動に呼応し県庁前で抗議行動をしている福井ピースアクション実行委員会の河合良信さんらは「原発のない未来をつくれるよう、みんなでつながって、できることをやっていきましょう」と呼びかけました。

 首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさん、日本共産党の紙智子参院議員、ふくしま復興共同センターの斎藤富春代表委員、反貧困ネットワークふくしまの渡邊純代表が連帯のあいさつをしました。

 集会アピールを採択したあと、市内をサウンドデモで「原発ゼロへ声をあげよう」などと訴えました。

 デモや集会への参加は初めてだという東京都江東区の男性(29)は「ずっと福島の声を生で聞きたいと思っていました。会場は熱気があって、原発反対や再稼働反対の思いを強くしました」と話しました。


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