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2012年11月4日(日)

競争でなく共同 参加

開かれた学校づくり交流

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 「第13回『開かれた学校づくり』全国交流集会in埼玉・そうか」が3日、2日間の日程で、埼玉県草加市の獨協大学を会場に始まりました。教師、研究者、保護者、高校生など約80人が参加し、学校・地域の教育づくりなどについて議論、交流しました。

 呼びかけ人代表の勝野正章さん(東京大学准教授)は「競争ではなく共同、参加の学校づくり、一人ひとりの学ぶ権利を基軸にすえた学校、地域づくりをすすめよう」とあいさつしました。集会実行委員長の川村肇さん(獨協大学教授)は「『開かれた学校づくり』の理論的な前進がいま、求められている」と提起。同事務局長の小島優生さん(獨協大学准教授)が「震災、子どもの貧困などの状況の変化のなかで、『今ある子どもに聞く』とともに、『今ここにいられない子どもにも聞く』ということが大切ではないか」と基調報告しました。

 「開かれた学校づくりの今とこれから」と題したシンポジウムでは埼玉県内の県立高校生、教師、保護者などが報告。同県では2005年度から学校評価システムが導入されました。各学校の努力で、生徒、保護者、地域住民参加の「学校評価懇話会」が12年度にすべての県立高校に、障害児学校では約8割の学校で設置されています。体育祭の取り組みなど生徒会活動を紹介した高校生たちは「『懇話会』は生徒の意見を表明できる会です」と話しました。

 2日目の4日は、四つの分科会、総括討論集会が行われます。


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