2012年11月3日(土)
首切りで人は育たぬ
大阪 電機リストラ抗議の宣伝
パナソニック本社前
大阪労連や日本共産党などでつくる「電機等大企業のリストラから雇用と地域経済を守る実行委員会」は2日朝、大阪府門真市のパナソニック本社前の京阪・西三荘駅で「電機産業の13万人の大リストラ計画を見直し地域経済と雇用を守れ」と宣伝しました。
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パナソニックに出勤する人らが「ご苦労さん」と言ってビラを受け取り、広げて読む人の姿も。1時間足らずで用意した800枚がなくなりました。
ビラは、電機産業の大リストラが国内の労働者を減らし、さらに利益を上げようとするもので、税金をつぎ込んで大企業の利益を擁護している政府の責任と大企業の社会的責任を明らかにし、「退職強要をハネ返す4カ条」を載せています。
「松下幸之助が草葉の陰で泣いている」とマイクを握ったのは同社で働く電機・情報ユニオンの組合員。「昔、幸之助さんが『うちの会社は人をつくっています』とインタビューに答えていた。首切りでは、人は育たない。たたかう意思を見せよう」と語りました。
大阪労連の川辺和宏議長は、電機産業各社が巨額の赤字を計上した一方で、電機産業だけで26兆円のため込んだ内部留保があると指摘。「自らの経営上の無策・無能の責任が問われる時、労働者の首切りで帳尻を合わせることは断じて許されない」と訴えました。