2012年10月30日(火)
要求実現する国会に
国民大運動実行委など 霞が関でデモ・集会
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「消費税増税中止」「解散・総選挙で国民の信を問え」―。臨時国会が始まった29日、国民大運動実行委員会、中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会は、国民要求の実現を求めて霞が関でデモ行進し、衆院第1議員会館で集会をおこないました。
集会であいさつした全労連の大黒作治議長は、オスプレイ配備強行、TPP(環太平洋連携協定)参加に反対し、住民本位の被災地の復興、原発なくせ、社会保障制度の拡充、内需主導の経済回復など、安全・安心社会の実現を求めてたたかうと表明。電機産業での13万人のリストラや、国内産業と中小企業を犠牲にした海外への生産拠点の移転など、大企業の横暴を許さないたたかいが必要だと強調しました。
各団体の代表が発言し、新日本婦人の会の代表は、「消費税増税反対の声はどこでも広がっている。運動、世論を広げる」とのべ、国公労連の代表は、国家公務員の賃下げ、退職手当削減を許さない運動を報告しました。
日本共産党から市田忠義書記局長があいさつしたほか、穀田恵二、赤嶺政賢、宮本岳志の各衆院議員、山下芳生、井上哲士、田村智子の各参院議員があいさつ。消費税増税反対、原発ゼロを求める署名を受け取りました。
集会に先立つデモには250人が参加。衆参両院の議員面会所前で日本共産党の国会議員団とエール交換しました。
対案を示しながら反動的逆流と対決
市田書記局長 情勢報告・あいさつ
国会情勢報告とあいさつにたった日本共産党の市田忠義書記局長は、臨時国会では論戦を通じて野田内閣を解散に追い込むという党の姿勢を説明。経済でも外交でも展望を示せない反動的逆流と対比して「本物の改革の党」としての日本共産党の値打ちが浮き彫りになっているとのべました。
市田氏は「私たちの政策的な提言が豊かに発展し、情勢とかみあい、国民のたたかいと響き合って力を発揮している。お互いに国会の内外で力を合わせて反動的逆流に立ち向かい、悪政に反対するだけではなく、このようにすれば解決できるという対案を示しながら、たたかいぬこう」と呼びかけました。