2012年10月24日(水)
復興予算流用は民自公に責任
BSテレビ 志位委員長が批判
日本共産党の志位和夫委員長は、22日放送のBSイレブンの政治番組「インサイド・アウト」で、復興予算の流用問題について、「国民に増税を求めて『復興のために使う』といっておきながら、大企業に補助金をばらまくなどのやり方をしている」と批判しました。
志位氏は、昨年6月に強行された「復興基本法」に流用の仕掛けが盛り込まれ、それを受けた「復興基本方針」や第3次補正予算で流用の道筋がつけられてきたと指摘。「民主党だけでなく、自民党、公明党も賛成し、そろって流用の道筋をつけてきた」と批判しました。
そのうえで、「『復興基本法』自体をただす必要がある」と強調。「被災地では生業(なりわい)の再建が進まず、住宅再建の見通しが立っていない。あまりにも公的支援が少なすぎる。こういうところにお金をつけて、生業と住宅が復興できるようにすることが大事だ」と述べました。
二木啓孝BSイレブン解説委員は「民主党の議員の人たちは、ほとんどお役人のいうとおり。自民党も、もともと志位委員長がおっしゃるように、(復興予算の使途に)『日本の再生』という大きな幅を入れておいて、(いまさら流用を)『けしからん』というのもおかしい」と応じました。志位氏は「民自公の共同責任だ」と強調しました。