2012年10月23日(火)
オスプレイ配備に怒り
沖縄・西原町 撤去求め町民大会
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沖縄県西原町で22日、「オスプレイ配備に反対する西原町民大会」(同実行委員会主催)が開かれ、約270人がオスプレイ配備に満身の怒りを込めて抗議し、即時全機撤収を強く求めました。大会は米兵の集団女性暴行事件を糾弾し、基地の整理縮小・撤去を求める決議も採択しました。
大会共同代表の上間明町長は「9・9県民大会で県民の総意を示したにもかかわらず配備を強行し、今度は女性暴行事件まで起きた。沖縄県民を愚弄(ぐろう)するものだ。日米両政府は県民の人権を考えていない。軍隊はいったん基地から出ると野獣のようなもので、規範が欠如している。基地ある限り起こり得る。今が大きな正念場。県民の怒りを爆発させ、日米両政府を動かし、オスプレイ撤去まで頑張ろう」と訴えました。
同町女性団体連絡協議会の小波津(こはつ)エミ子会長は「子どもたちは沖縄のきれいな空を見るのではなく『オスプレイだ、怖い』と指さしている。子や孫の未来が軍隊によって脅かされることを許してはならない。私たちが残すべきものは基地ではなく平和。町民・県民が心を一つにして意思を示していこう」と決意表明しました。