2012年10月18日(木)
守ろう いのち・生活・安全
4000人が国民集会・パレード
東京・日比谷野音
消費税増税に反対し、安全・安心の医療・介護、人間らしく生きられる社会保障の充実を求めて、「いのち・生活・安全まもる国民集会」が17日、東京・日比谷野外音楽堂でおこなわれました。集会後、全国から参加した約4000人が小雨の降る中、パレードしました。主催は、日本医労連、全日本民医連など11団体でつくる同集会実行委員会です。
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実行委員会を代表してあいさつした日本医労連の山田真巳子委員長は、06年に国民集会が始まって以降、看護師確保法の改正を求める請願署名が参議院で採択されたのをはじめ、医師養成数の増加、介護職員の処遇改善交付金の実現、看護師等の「雇用の質」の向上を求める厚労省5局長通知の発出などがあったことを紹介。これらは運動の成果だと強調しながら、全国でさらに大きく運動を広げていこう、と呼びかけました。
リレートークで各地の代表が発言。名古屋市立病院労組の代表は、「選択と集中」として市立病院が5病院から来年2病院にへらされようとしていると告発。福祉保育労の代表は、介護職員の低賃金、過重労働の実態をのべ、岩手医療局労働組合の代表が、三つの県立病院の再建にむけた決意を語りました。福島医療生協連の代表は、原発事故が収束していないにもかかわらず、原発を再稼働することは許されないと批判し、沖縄医療生協の代表が、米兵による女性暴行事件、オスプレイ配備など「県民は怒っている」として、運動を広げる決意を表明しました。
住民本位の震災復興、くらしと医療を破壊する環太平洋連携協定(TPP)参加反対などを求める集会アピールを採択しました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員、民主党の国会議員があいさつ。テノール歌手の新垣勉さんが激励のあいさつをしました。