2012年10月17日(水)
原発ゼロ 引けない
経団連前行動 市民が唱和
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東京都千代田区の経団連会館前で16日、「原発ゼロ」を求める大多数の国民の声を無視して政府に原発推進への圧力をかけ続ける財界に対し、市民が抗議行動を繰り広げました。毎週金曜日に首相官邸前で全原発の即時停止を求める行動を続けている首都圏反原発連合が呼びかけたものです。
時間とともに続々と集まり、1300人を超える人が参加。「原発ゼロ以外了承しかねる」「原発利権たかるな」と書いたメッセージボードをかかげ、ドラム隊のリズムにあわせて「原発いらない」「大間はやめろ」などとコールを繰り返しました。
「怒」と書いたタンバリンを持参した会社員の男性(65)は、「こんなに理不尽なことを許すわけにはいかないという気持ちを込めました。原発を推進しようとする人たちは自分の家に使用済み核燃料を持ってくればいい。人生をかけて脱原発から後には引かないという覚悟で声をあげていきます」と語りました。
東京都江戸川区の会社員(36)は「政府が脱原発できない要因をつくっている経済界に直接声を届けたい」と「即時0決断を」と書いたボードを持って参加しました。「3・11以降、もやもやしながらも行動を起こせませんでしたが、今あきらめずに声を上げ続けることの大切さを実感しています」
日本共産党の宮本岳志衆院議員が参加しました。