2012年10月16日(火)
日本共産党第5回中央委員会総会
志位委員長の結語
日本共産党の第5回中央委員会総会2日目の15日、志位和夫委員長は討論の結語を行いました。
このなかで志位氏は、討論でも全国の視聴者からの感想でも、「650万票、議席倍増」という総選挙の目標が衝撃的に受け止められ、強く歓迎されていると指摘。この目標は「総選挙に臨む日本共産党の構えを国民に一言で訴え、大きな力を発揮するものです」と力説し、「日本の政治に衝撃を与える躍進を必ず勝ち取りましょう」と呼びかけました。
志位氏は、この目標をやりきる条件と可能性について、討論では「二つの前進の息吹」が反映されたと指摘しました。
第一は、各分野で国民運動が歴史的高揚を見せるなか、党の改革ビジョンが大きな力を発揮していることです。
とくに、尖閣問題が暮らしと生活に直結する深刻な問題となるなか、党の「提言」に経済界や保守の人びとからも強い共感が寄せられ、立場の違いを超えて深いところから党への信頼を高めていると強調。
日本共産党が、日本が直面するあらゆる問題に対して、建設的な回答を示し、改革のビジョンを示して行動する党だとして、その値打ちに確信をもってがんばり抜こうと訴えました。
第二の息吹は、1年余りの「党勢拡大大運動」が党を大きく変えつつあることです。
志位氏は、全国の党組織が党員拡大にとりくみ、新入党員を迎えたことが党に大きな活力をもたらしていること、青年・学生と職場支部でも新しい前進の流れが起こっていることを指摘。各地の地区委員長の特別発言は「どうすれば前進できるか」について生きた回答を示したと強調しました。
志位氏は「この二つの前進の流れの息吹を生かしきれば、『総選挙躍進をめざす1千万対話・党勢拡大大運動』は必ず成功できる」と力をこめました。
そのうえで、「総選挙躍進大運動」を成功させるために何が大切かについて、(1)大激動の情勢にふさわしくあらゆる面で「攻めの取り組み」を行うこと(2)これまでのあらゆる教訓と努力を実らせること(3)5中総決定の徹底については「急ぎながら、あせらない」で文字通り全支部、全党員への徹底をはかること―の3点を強調しました。
とくに、2010年参院選を総括した2中総決定で確認した教訓をすべて生かすことを強調。「2中総以降の全党の苦労が実るかどうか。これからの期間の奮闘が決めます。悔いのないたたかいをやり抜こうではありませんか」と訴えました。