2012年10月13日(土)
原発ゼロ 子どもらに
首相官邸前 親子でコール
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「今すぐ原発ゼロに」「大飯原発停止せよ」。首都圏反原発連合が呼びかける首相官邸前抗議行動が12日、官邸前と国会・霞が関周辺でおこなわれ、参加した2万人(主催者発表)が唱和しました。誰でも安心して参加できる行動をめざして、6月から設置されたファミリーブロックには、しゃぼん玉で遊ぶ小さい子どもの姿も。「子どもを守ろう」「原発いらない」と声をあわせました。
東京都練馬区から5歳の娘とともに参加した女性(32)は、「大飯原発を再稼働しただけでも正気を疑うのに、青森の(大間)原発建設まで再開するなんて信じられない。子どもたちは毎日ご飯を食べて空気を吸って今この瞬間も成長し続けてるんです。何十年後の原発ゼロでは遅すぎます」と語りました。
3歳の息子を連れて初めて参加した女性(38)は、「3・11後、息子の尿からセシウムが検出されたため、東京に夫を残し3月から母子で大阪に避難しています。親子3人で暮らしたい。あれだけの事故があったのに再稼働なんてありえない。原発を即時なくして、放射能対策を早急に進めてほしい」と訴えました。
大間原発(青森県大間町)の敷地買収に応じず、原発建設反対の声をあげている小笠原厚子さん(57)も官邸前で訴えました。「大間は世界で一番危険な原発です。それを稼働させるなんて信じられません。子どもたちが安心して生活できる環境をつくるのがおとなの責任です。一緒に原発をなくしましょう」
日本共産党の笠井亮衆院議員と紙智子参院議員が参加して訴えました。