2012年10月7日(日)
自主的 魅力の学童保育
全国研究集会 埼玉で始まる
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「ありがとう!あってよかった学童保育」をテーマに、第47回全国学童保育研究集会が6日、2日間の日程でさいたま市で始まりました。全国から保護者、指導員など約5700人が参加しました。
さいたまスーパーアリーナでの全体会では、埼玉県学童保育連絡協議会の薄井俊二会長が歓迎のあいさつをしました。
特別報告で地元のさいたま市NPO本太学童クラブの保護者、齋地禎昭(よしあき)さんは、自主的で魅力的な学童保育の運営に取り組んでいる実践を語りました。
被災県の学童保育から報告がありました。岩手県の千田広幸さんは「沿岸の復興は進んでおらず、引き続き支援を」と訴え、宮城県の池川尚美さんは「子どもとともに、被災者である指導員の心のケアも必要です」と話しました。福島県の山田和江さんは「放射能で子どもたちを外で思う存分遊ばせられない」と現状を語りました。
全国学童保育連絡協議会の木田保男会長が基調報告。全国の学童保育は施設・児童数とも増えているが、潜在的な待機児童は約50万人にのぼり、量的・質的拡充が急務となっているとのべました。
大阪千代田短期大学の広木克行教授が記念講演。来賓の一人として日本共産党の塩川鉄也衆院議員が紹介されました。
7日は草加市で分科会が行われます。