2012年10月7日(日)
オスプレイ
全12機 沖縄配備強行
撤去へ県民揺るがず
機体整備のため米軍岩国基地(山口県岩国市)に残っていた米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ3機が6日、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に飛来しました。沖縄県民の「配備反対」の願いを踏みにじり、全12機の沖縄配備を強行しました。
米軍はオスプレイの「完全運用能力」を確認して、月内にも本格的訓練を開始する構えです。
午後0時25分、機体番号「01」「04」「05」の順で岩国基地を離陸したオスプレイは1機目が午後2時45分、普天間基地滑走路に南西から回転翼を垂直にしたヘリモードで進入、数分間隔で3機とも着陸しました。那覇、浦添両市など沖縄県屈指の人口密集地上空を低空で飛行したうえ、宜野湾市の住宅地上空をヘリモードで飛行している姿が目撃されました。
オスプレイが飛来したころ、同基地周辺を中心に赤地に「オスプレイを撤去せよ」と大書した沖縄県統一連のポスター5000枚が張り出されました。
沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事の話 12機の配備が強行されましたが、私たちは10万人以上の県民が結集した9・9オスプレイ配備反対県民大会の趣旨に沿って、撤去するまで断固としてたたかい抜きます。その一環として5000枚のポスターを張り出しました。市民に歓迎されながら短時間ですべて張り終えたことに、日米両政府は私たち市民・県民の怒りと決意を知るべきです。10月23日の全国統一行動に向けて県民の連帯を大いに広げていきたい。