2012年10月6日(土)
大間原発 北海道議会が抗議決議
全会一致
大間原発(青森県大間町)の建設再開について北海道議会は5日、国と電源開発に対して「過酷事故が起これば、その影響は、はかり知れない」として「建設再開に抗議し、説明責任を果たすよう求める」決議を全会一致で可決しました。
決議は建設再開が、「原子力規制委員会の新たな安全基準が示されていないことや安全性に係る十分な説明がない中で進められた」と指摘。「現政権がエネルギー政策に関する明確な方向性を示さなかったことに大きな原因がある」としました。
大間原発については「実験炉、実証炉での検証もなく、使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX燃料)を全炉心で使用する世界初の商業炉であり、電源開発はこれまで原発の運転は未経験である」と安全性に強い懸念を表明しています。