2012年10月6日(土)
「原発 いますぐなくせ」
官邸前 「大間つくるな」コールも
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首都圏反原発連合(反原連)が呼びかける毎週金曜日の抗議行動が5日、おこなわれ、「原発なくせ」「いますぐなくせ」「廃炉、廃炉」「再稼働反対」のコールが首相官邸前をはじめ、国会、霞が関一帯に響きました。日本共産党の志位和夫委員長、笠井亮衆院議員、田村智子参院議員が参加しました。
反原連は、世論を盛り上げて原発ゼロを実現させる「全原発即時廃止キャンペーン」を打ち出したばかり。11月11日には、東京で「反原発1000000人大占拠」行動を計画、全国からの参加を呼びかけています。
この日の行動では、大間原発の建設再開への怒りがわき、3万5千人の参加者(主催者発表)は「大間をやめろ」と声をそろえました。若い参加者が目立ちました。
埼玉県日高市から参加した大学生(23)は「人の命を奪うようなやり方でつくった電気なんか使いたくない。大飯原発の再稼働とか大間原発の建設とか『ふざけんな!』って感じです。即なくしてほしい」と憤りました。
東京都八王子市の会社員(29)は「一時は稼働原発がゼロになったのも、原子力規制委員会の『赤旗』締め出しを取り消させたのも、国民の声があったからこそ。これからもこの流れを絶やさないように力になりたい。11月11日の行動にも絶対に参加します」と語りました。
今回で4、5回目の参加だという東京都の男性(36)は「ずっと先の世代まで苦しめるような原発を進めてきた国の責任は大きい。すぐやめるべき」だと話しました。
東京都足立区の男性(28)は「ただ声をあげるだけですが、力になれればと6月から参加しています。経団連前や自民党本部前の抗議行動にも参加しました。行動に参加してみんなと考えが同じだとわかった。原発をなくすまで自分の意思を通したい」と語りました。
この日も、官邸前に呼応し、全国100カ所以上(本紙調べ)で原発に反対する行動が取り組まれました。