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2012年10月5日(金)

米軍機低空飛行被害の3市2町

島根県が騒音測定器設置へ

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 島根県は3日、県西部での米軍機の低空飛行騒音について、騒音測定器を9カ所に設置すると発表しました。訓練中止の要望の客観的データとして把握するもの。

 低空飛行が行われている地域への県としての設置は全国初。県西部には米軍の訓練空域「エリア567」が存在し、住民はごう音に悩まされ、墜落の不安に脅えています。

 設置は空域下の浜田、益田、江津の3市と邑南(おおなん)町に各2台、川本町に1台。県は5月に該当市町にアンケートし、近年の苦情状況や学校・病院等の公共施設の設置状況等から9カ所を選定しました。

 測定器は可搬式のポータブルなもの。県が購入し、市町に貸し出し、市町が24時間体制で観測します。設置は11月下旬から12月上旬を予定しています。

 県によると、2012年1月から6月の米軍機の目撃・騒音苦情件数は前年同期比で約6倍の336件。半年間の目撃・騒音苦情件数の実日数は79日で浜田市が最高の197件、邑南町が51件、江津市が42件、益田市が35件など。浜田市ではごう音に保育園児が怖いと震える事態も発生、宇津徹男市長名で5度目の抗議文が岩国基地司令官あてに送られています。

地図

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