2012年10月5日(金)
原発ゼロ提言届け懇談
青森副知事と高橋・吉井両議員
日本共産党の高橋ちづ子、吉井英勝両衆院議員は4日、青森県の佐々木郁夫副知事と県庁内で会い、「『即時原発ゼロ』の実現を 日本共産党の提言」(9月25日発表)を手渡して懇談しました。
懇談後、高橋、吉井両衆院議員が県庁内で、記者団に懇談の模様を説明しました。
高橋議員は懇談で、党の提言が「即時原発ゼロ」を求めるとともに、原発立地自治体が原発に頼らなくても自立できるように、国の責任で支援することを求めていることを説明。「そのために知恵を出し合いたい」と話しました。
佐々木副知事は「『提言』は読ませていただきました」とのべ、「国政でしっかり方針を決めてほしい」と応じました。
記者団が、使用済み核燃料を再処理して取り出すプルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」を全炉で使用する大間原発の建設工事再開が表明されたことをどう見るかと質問。
吉井議員は「フルMOX(の原発)は経験したことがないものであり、そこで出る使用済み核燃料をどうするかも不明で、矛盾を深めるだけ。大間(原発建設)も、六ケ所の再処理も国が責任をもってやめるべきだ」と話しました。
副知事との懇談には、諏訪益一、安藤はるみ両県議、さいとう美緒衆院青森1区予定候補、吉俣洋党県書記長も同席しました。
同日、高橋、吉井両議員は、大間原発がある大間町のほか、むつ市、風間浦村を訪問し、担当者と懇談しました。
大間町の金澤満春町長は「私は原発推進だ」とのべたうえで、「国が明確に原発ゼロと決めれば、それは理解する」と話しました。