2012年10月5日(金)
オスプレイ
沖縄で訓練強行
東村・伊江島 離着陸や低空飛行
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米海兵隊は4日、沖縄県民の反対を無視して米軍普天間基地(宜野湾市)へ強行配備した垂直離着陸機MV22オスプレイの訓練を始めました。伊江村や東村など沖縄県各地で離着陸や低空飛行を繰り返すオスプレイが目撃されました。
伊江村では午前9時半ごろ、回転翼を垂直にしたヘリモードのオスプレイ1機が南から進入。伊江島補助飛行場のハリアー・パッド(着陸帯)に2回着陸後、9時50分ごろ南に飛び去りました。午後0時5分には、尾翼が赤い隊長機(機体番号00)が飛来。4回離着陸を繰り返した後、固定翼モードで基地内を旋回し飛び去りました。日本共産党の名嘉實村議は「米軍は配備反対の声を無視し、村に何の連絡もなく訓練を始めた。現行CH46の2倍以上、夜間を含め年間7000回近い訓練をするという。絶対許せない」と怒ります。
オスプレイ着陸帯の建設工事が強行されている東村高江では、午前10時前にオスプレイが目撃されました。「ヘリとは違う音がする。オスプレイかもしれない」という近所の声でベランダに走った男性(67)は「訓練場内のヘリパッドのあたりに降りた。その後、旋回して飛び去った。こんなに早く来るとは」とショックを隠しません。昼すぎには隊長機が飛来し、ヘリモードで低空飛行を繰り返しました。
高江に住む伊佐真次氏は「こんな勝手放題が許されるのか。沖縄県民はかつてB52爆撃機や毒ガスを撤去させた経験があります。東村はじめ県内全市町村で住民大会を開いて反対の意思を示してほしい」と語ります。