2012年10月4日(木)
オスプレイ 撤退一日も早く
「新たなたたかい」
沖縄・名護で市民大会
沖縄県名護市で3日、オスプレイ配備反対の市民大会が市役所中庭で開かれました。「オスプレイ反対」のノボリが林立し、赤いハチマキなどシンボルカラーの赤を身に着けた1000人以上が会場を埋めました。
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市民大会は、10万人余が参加した9・9県民大会に呼応し「全41市町村で取り組もう」と県民大会実行委が呼びかけたもの。9月14日の南風原町民大会に次ぐもので、4日には八重瀬町が開きます。
稲嶺進市長は、同市民大会が普天間基地前抗議行動後、最初の大会だと指摘し、「新たなたたかい。各地域・市町村から日米両政府に波状的な抗議行動を。配備されたオスプレイは放置できません。一日も早く撤退を」と強調しました。
同市に隣接する東村高江では、オスプレイ飛来の1日から3日連続で、沖縄防衛局がオスプレイ着陸帯建設工事を強引に進めています。高江の中学を卒業した名護高校の男子生徒(18)は「オスプレイ・パッド(着陸帯)建設は5年前から大きな問題でした。オスプレイが近くにある恐怖は遅かれ早かれ、みんなが感じることです。今、若者が反対の意思を示す必要があります。あきらめずに声に出してノーを」と訴えました。
名桜大学3年の男子学生(20)が「みんなで声を上げましょう。人殺しの手伝いはしたくありません」と語ると、会場は拍手と指笛で応えました。