2012年10月1日(月)
増税中止 声届く国会に
消費税なくす会が総会
野田政権と民主、自民、公明3党が強行した消費税増税法の実施中止を求める「消費税をなくす全国の会」は30日、東京都内で第23回総会を開きました。全国から各県代表ら137人が参加。世論と運動を広げて選挙で増税勢力に審判を下し、「増税中止の声が届く国会にしよう」との発言が相次ぎました。
東日本大震災で被災した宮城県の代表は「消費税増税は復興、復旧の大きな妨げになる。選挙で増税連合に審判を下したい。国民の声に耳をかさない政治がいつまでも変わらないはずがない」と語りました。
静岡県の代表は、消費税増税法可決後の宣伝で、3党が防災を口実に消費税を大型公共事業に使おうとしていることを告発して増税実施の阻止を訴えると、会社員から「国民をだます政治は許せない」という声が寄せられたことを紹介。「悪法をやめさせる法律をつくる政治家を国会に送ろう」と述べました。
「3党合意を破綻一歩手前まで追い込んだ。増税への怒りの声に依拠して増税勢力をノックアウトしたい」(埼玉)との発言が相次ぎました。
報告に立った全国の会の牧野由子事務局長は「154万人の会員、草の根の会をさらに広げ、消費税増税中止へ大きな一歩を踏み出そう」と訴えました。
消費税廃止各界連絡会を代表し、新日本婦人の会の児玉紀子くらし・社会保障部長が連帯あいさつ。日本共産党の大門実紀史参院議員と梅村早江子衆院北関東比例予定候補が発言しました。
総会では、牧野由子氏が事務局長に再任されました。