2012年9月28日(金)
オスプレイ 配備強行はね返そう
普天間基地前 緊急の抗議集会
 （写真）集会で発言する渡久地修党県議（右端）。中央奥は赤嶺氏＝２７日、沖縄県宜野湾市の第３ゲート前 |
 （写真）オスプレイ配備撤回を求め、国会に向けてデモ行進する人たち＝２７ 日、東京都千代田区 |
米海兵隊オスプレイの普天間基地（沖縄県宜野湾市）への配備を強行しようとする日米両政府に対して２７日、沖縄では緊急抗議集会が開かれ、国会では請願デモが行われるなど全国で怒りの行動が広がりました。自治体の抗議・反対決議や意見書も広がっています。
沖縄の緊急抗議集会は、前日に続き同基地前で開かれました。「オスプレイ配備に反対する９・９沖縄県民大会」実行委員会主催で約３００人が集まり「絶対に配備強行をはね返そう」と拳をあげました。
議会中にもかかわらず、佐喜真（さきま）淳（あつし）宜野湾市長をはじめ９市町村長と６市町村議会議長が駆けつけました。
城間俊安南風原（はえばる）町長は、県民大会に参加できなかった人のため独自に町民大会を開いたことを紹介。「全市町村で開き、基地に苦しむ悲痛の思いを全国に発信していこう」と呼びかけました。宜保（ぎぼ）晴毅（はるき）豊（と）見（み）城（ぐすく）市長は、基地のない同市でもオスプレイの飛行ルートに入っていることで、かつてない怒りが高まっているとして「６万市民の思いを一つにたたかっていきたい」とのべました。
「完全に米国の忠犬となり下がった日本政府には哀れすら感じる｣｡同実行委共同代表の翁長雄志市長会長（那覇市長）は、揺るがぬ県民の意思が政府を追い詰めていると強調しました。
日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員（九州・沖縄ブロック比例予定候補、沖縄１区重複）、県議団、宜野湾市議らが参加。赤嶺氏は「森本敏防衛相が『約束を守るのが軍人』などと言っているが、米軍が約束を守らないと県民は知っているからこそ、こうして立ち上がっている。私たちの声は必ず国民の中で多数派となって勝利する」と訴えました。
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