2012年9月27日(木)
反動的流れ許さず、改革の道示す
自民総裁選受け 市田書記局長が会見
日本共産党の市田忠義書記局長は26日、国会内で記者会見し、自民党総裁選挙(同日投開票)で安倍晋三元首相が選出されたことをうけ、「自民党の中でも最もタカ派的で右翼的な人物が選出された。危険な流れを感じる」と指摘し、「民主党が完全に自民党化し、自民党の反動化がいっそう進んだ。これは国民の暮らしと命、平和を考えたとき必ず矛盾に突き当たらざるをえない」と述べました。
市田氏は、消費税増税でも原発問題でも、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の問題でも領土問題でも、「日本共産党は反動的逆流を許さない国民のよりどころとしての役割を発揮したい」と表明。同時に「どの問題でも国民に寄り添ったまともな改革のビジョンを示して、総選挙での躍進をめざす」と強調しました。
自民党との連携については「これまでも国会の運営のあり方だとか(国民要求を実現する上で)一致点があればどの党とも力を合わせてきた。その点は変わらない」と表明。その上で「消費税の増税や改憲、反動的右翼的流れには立ち向かっていく」と述べました。