2012年9月26日(水)
領土問題存在する立場で外交交渉することが大事
テレ朝系番組で穀田氏主張
日本共産党の穀田恵二国対委員長は24日放映のテレビ朝日系「たけしのTVタックル」に出演し、尖閣諸島問題、オスプレイ配備問題などで各党国会議員らと討論しました。
尖閣問題で穀田氏は「大事なのはどう外交交渉するかということ。中国での暴力的な行いはきびしく批判しつつ、(日中間に)領土にかかわる紛争問題が『領土問題は存在しない』という棒をのんだような立場ではなく存在するという立場で交渉することが大事だ」とのべました。
オスプレイ配備問題では、「なぜ日本に配備しなければならないのですか」と司会の阿川佐和子さん。元航空自衛隊幕僚長の田母神俊雄氏が「この地域の安定のため。いや、日本じゃないですよ。米軍は米国の国益のためにいるんだから」と、実態を暴露しました。
「田母神さんがいうようにオスプレイ配備が日本の防衛とは無関係で殴り込み部隊としての役割をもっていることは明らか」とのべた穀田氏。さらに穀田氏は「日本の航空法を無視して、60メートルの高さの低空飛行訓練を行い、学校や公共施設の上空すら飛ぼうとしている」と無法ぶりを指摘しました。
「アメリカだって、学校の上は飛ばさない」という田母神氏の発言に対し、穀田氏は「米軍は普天間基地周辺では小学校の上空を平気で飛んでいる」と批判しました。
やりとりの最後にタレントの大竹まこと氏が「(オスプレイの飛行訓練は)ハワイでもカリフォルニアでもできなかったんでしょう。日本に来てやるのはおかしい」と、痛烈に批判しました。
番組は、総選挙での対決構図が話題に。
“既成政党”と“第三極”というマスコミの描き方について、穀田氏は「国会では、日本共産党を『除く』と言われるのに、こういう時だけ“既成政党”の中に入れられてしまう」。日本維新の会については、「既成政党から出てきた人を集めて、反既成政党の旗を揚げるなんて、こんなバカな話はない。私どもは(維新の会が持つ)危険性としっかり対決してたたかいたい」とのべました。