2012年9月25日(火)
オスプレイ配備 反対します
学者・文化人37氏が声明
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学者・文化人37氏による「新垂直離着陸輸送機オスプレイの沖縄配備に反対する声明」が24日、国会内で発表されました。新崎盛暉(沖縄大学名誉教授)、岡本厚(『世界』前編集長)、西谷修(東京外国語大教授)、前田哲男(評論家)の各氏が記者会見をしました。
声明は、米国内では住民の反対で中止となったオスプレイの訓練を、住宅が密集し保育園や学校などの公共施設がある沖縄・普天間基地で行うことは「沖縄の人命の軽視である」と述べるとともに、「本土各地で計画されている低空訓練は、住民を脅かすものである」と指摘。
日中間の領土問題にも触れ、これを「オスプレイ配備の正当化に用いてはならない」としています。
声明は、日米安保条約について「根本的に変えていくことを全国民の課題にしなければならない」といい、「普天間基地は、撤去し、海兵隊は撤収する以外にない」と主張。
会見の中で前田氏は「本土で低空飛行訓練が六つのルートでの計画されている。これは沖縄の基地問題の被害を本土へ拡散するもの。全国と沖縄がひとつになりオスプレイ配備に反対するべきだ」と発言しました。