2012年9月25日(火)
増税、生活できぬ 実施阻止を
消費税なくす会・各界連宣伝に反響
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消費税廃止各界連絡会と消費税をなくす全国の会は24日、東京都内でそれぞれ宣伝し、消費税増税の中止を求める署名への協力を訴えました。消費税増税法の成立を強行した野田政権と民自公3党への批判が強く、「解散して国民の信を問うべきだ」「震災復興に命をかけるべきだ」の声が寄せられました。
巣鴨駅前では、消費税をなくす全国と東京の会が宣伝。全国の会の牧野由子事務局長らが、解散総選挙で増税勢力に審判を下し増税実施を阻止しよう、と呼びかけました。
不動産業を営む男性(45)=目黒区=が署名。「5%でも苦しいのに政府は何を考えているんだ。民主党政権になり自民党時代よりも悪政になった。早く国会を解散すべきだ」と語りました。
福島県郡山市出身で会社員の女性(27)=東京都東久留米市在住=が署名しました。「増税すれば被災者の暮らしに追い打ちをかける。消費税を上げなくても、軍事費など削減できる予算があるはずだ」と話しました。
宣伝中、呼びかけに応じて2人が入会しました。日本共産党の梅村早江子衆院北関東比例予定候補が訴えました。
新宿駅前では、宣伝カーから消費税廃止各界連絡会の勝部志郎事務局長をはじめ女性、年金者、医療、中小業者など各団体の代表がマイクを握りました。
署名した女性(70)=新宿区=は、固定資産税や介護保険料を支払うと年金は残らないといいます。「増税されたら生活できない。3食から2食に減らすしかない。長生きするなということか」と憤りを語りました。
体調不良で失業している女性(40)=杉並区=も署名しました。「公共事業など見直すところはたくさんあるはずだ。政府を動かすために声を上げていくことが大切だと思う」と話しました。
消費税廃止各界連絡会に加盟する日本共産党の吉良よし子参院東京選挙区予定候補が訴えました。