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2012年9月24日(月)

原発いらない“連歌デモ”

福島の暑い夏思い出す官邸前の熱い夏

全国から投稿

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(写真)連歌デモでつながった仲間と首相官邸前での抗議行動に参加した河津聖恵さん(中央)=21日、東京都内

 色とりどりのプラカードが掲げられ、ドラムと抗議の声が、毎週響きわたる金曜日の国会周辺。21日、官邸前抗議行動に、京都から初めて参加した詩人の河津聖恵さんは「いろいろな形で声をあげることができる空間になっていますね。来てよかった」と、車道を走る自転車の隊列を見つめました。

 河津さん自身も、7月からインターネットのツイッターを活用し、全国の人たちと短歌を作っていく「連歌デモ」で、思いを発信しています。一首ずつ読んでいく連歌と、五七五に後の人が七七を続けるやり方で、全国から投稿があります。

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(写真)歌集を発行

 言霊(ことだま)の力を信じる人たちとともに詠みたる「原発要らない」

 福島の暑い夏思い出す官邸前の熱い夏

 「金曜日の夜になると投稿数が増えるんですよ。2時間で伝えきれないものを帰り道で歌に詠む人が多いのだと思う」と連歌デモに参加している東京都在住の男性。「私は福島県郡山市出身です。福島の人でなければ詠めない歌がいくつもあって、痛みや悲しみを共感できた。読んでいたら、涙が止まらなくなったこともあります」

 3週間で1000首が集まり、8月に歌集を発行しました。

 「私の歌も載っています」と語る横浜市に住む男性は「自己顕示のための歌ではなく、心から言いたいことを言っている歌ばかりです。とてもパワーを感じる歌集だと思う」と話します。

 まとめる作業をした河津さんはいいます。「まさにみなさんの言霊です。人間の心が先んじて感じているもの、その思いが歌に込められています。みなさんに手にとってもらい共感できたら、ぜひ思いを広げてほしい」



■投稿規定http://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.html

■8月末に出した歌集は1部700円(送料込み)。

 申し込みは「連歌デモ歌集希望」と明記し、ファクス06(6772)3861、メールkiyoe51803291@kib.biglobe.ne.jp


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