2012年9月21日(金)
労働争議解決へ総行動
東京地・高裁前 公正判決訴え
|
解雇やパワハラ、労働組合つぶしなどすべての労働争議の早期全面解決を求める東京地評争議支援総行動が20日、東京都内でおこなわれ、争議中の企業前などで宣伝、申し入れをしました。
「非正規切り」裁判や解雇撤回裁判で、労働者の権利を踏みにじる不当判決が相次ぐ東京地裁・高裁前には350人が集まり、憲法に基づく公正な審理と判決を行うよう訴えました。
主催者あいさつした伊藤潤一東京地評議長は「人権、命、健康を奪った加害企業を免罪するとんでもない判決が続いている。憲法99条の憲法擁護義務は裁判官にも課せられている。公正な判決を行うべきだ」と強調しました。東京争議団共闘会議の小関守団長は「労働者が長いたたかいで勝ち取った整理解雇の4要件や、非正規雇用を保護する雇用継続の期待権をくつがえし、形骸化させている」と訴えました。
日本航空解雇撤回裁判原告団の内田妙子客室乗務員団長、音楽家ユニオンの安並克麿さん、薬害イレッサ東日本訴訟弁護団の阿部哲二事務局長が発言しました。
日航本社前でも
日本航空本社前では、パイロットと客室乗務員の解雇撤回裁判原告団、子会社ごとつぶされて日航グループ内で職場復帰を求める日東航空整備争議団への支援宣伝行動が230人で取り組まれました。
日東整争議団の佐藤二郎副団長は「30年、整備をこつこつしてきたのに理不尽だ。雇用の確保を求めてたたかう」とのべ、パイロット原告団の山口宏弥団長は「職場は人員不足になっている。はたらくものの団結で勝つまでたたかう」と強調しました。
新日本婦人の会の平野恵美子国際部長、新国立劇場争議原告の八重樫節子さん=音楽家ユニオン=が連帯のあいさつをしました。