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2012年9月17日(月)

なくそう官製雇い止め

川柳でワーキングプア批判

都内で集会

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(写真)官製ワーキングプアをなくそうとアピールする参加者=16日、東京都内

 国や自治体に働く非正規職員の雇い止めをやめさせようと、「なくそう!官製ワーキングプア 第4回反貧困集会」が16日、東京都内で開催され、160人が参加しました。主催は、上部団体のちがいをこえた労働組合などでつくる同集会実行委員会です。

 有期契約を5年上限とするなどとした労働契約法の改定について、東京公務公共一般の代表は、5年での雇い止めを合法化するものだと批判。港区職労の代表は、東京23区内で雇用年限のない自治体が7区あると指摘。雇用年限にかかわる規則をもたない自治体が実際に年限を設けるのは問題だと語りました。消費生活相談員ユニオンの代表は、雇い止めしないよう団体交渉してきたが、東京都は公募を発表したと批判。今後、専門職として仕事の中身に専念できる制度にするためにがんばりたいと発言しました。

 職場からの実態報告で、国公一般の代表は今年度末の非常勤職員の雇い止めを許さない運動をすすめると発言。ライジングサンユニオンの代表は、中央官庁の警備にかかわる入札を基準価格の41%で落札し、1日6000円程度の賃金だと告発しました。郵政産業ユニオンの代表は、正社員登用試験の合格率は2回目で4・9%だと指摘。「65歳定年」により昨年9月に1・2万人が雇い止めされ、非正規社員7人が「65歳定年」の無効を求めて提訴したと報告しました。

 恒例となった「官製ワーキングプア川柳」では、「カウンター向こうもこちらも非常勤」「働けど五年有期の悲しさよ」などの作品が発表されました。


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