2012年9月6日(木)
東京外環道の着工強行
予定地沿線住民ら抗議
|
東京外郭環状道路(練馬―世田谷区間、約16キロ)の着工式が5日、世田谷区の東名ジャンクション(JCT)予定地前で強行されました。
予定地沿線の住民たちは、着工式の会場前で抗議の声をあげました。住民らは「ふるさと破壊はNO!」「JCTの犠牲はNO!」などと書いたプラカードやのぼりを掲げ、「建設をこのまま進めれば地域の暮らしと環境を破壊し、残るのは巨額の借金です」と訴えました。
「家や畑を取らないで」と声をあげた近隣住民(54)は「江戸時代から代々守ってきた農地を、コンクリートで埋められ道路にされるのはたまらない」と語ります。
杉並区から駆けつけた男性(65)は「国は外環が必要だという根拠について説明するよう求めても、まともに答えない。道路交通量の調査もいいかげんなのに、1メートル1億円もする道路を造れば日本は借金で“倒産”だ」と話します。練馬区の青梅街道インターチェンジ(IC)建設に反対する女性(64)は「国も都も練馬区もメリットばかり主張するのは納得できない」と語ります。
抗議行動には日本共産党の宮本徹衆院東京比例予定候補、佐藤なおき東京6区、上保まさたけ8区、やなぎ孝義18区、坂内淳22区の各予定候補も参加しました。