2012年9月3日(月)

「オスプレイ来るな」

訓練・配備やめよ　県民集会とパレード

（写真）「オスプレイは来るな」とパレードで訴える参加者ら＝２日、静岡県御殿場市

　静岡県御殿場市で２日、米軍垂直離着陸機ＭＶ２２オスプレイの東富士演習場（御殿場市、裾野市、小山町）内のキャンプ富士への訓練・配備反対を訴えた県民集会が行われ、５００人が参加しました。終了後には雨の中、「オスプレイ来るな」と訴えＪＲ御殿場駅までパレードしました。

　主催したのは県労働組合評議会や県平和委員会などで構成する「米軍は東富士に来るな！出ていけ！静岡県民の会」と安保破棄静岡県実行委員会。日本共産党から井上哲士参院議員、河江明美衆院東海比例予定候補が参加しました。

　県民の会の林克(かつし)代表は、川勝平太知事も若林洋平御殿場市長も受け入れ拒否の姿勢だと紹介し､｢キャンプ富士は全国の低空飛行訓練の拠点となります。静岡県が先頭に立ってオスプレイはいらないの声を巻き起こそう｣と訴えました｡

　井上氏は、米国では環境影響調査により国内では訓練中止になったが日本政府は米国いいなりに配備をすすめており、「日本国民は米国の野生生物以下の扱いか」と批判。「配備反対の一点でのたたかいを大きく広げ日米安保条約廃棄の旗を掲げ、みなさんと全力をあげて奮闘する」と力説しました。

　高木理文・党御殿場市議や裾野市平和委員会の佐々木悦子さんは地元の声に逆行し、世界文化遺産を目指す富士山にオスプレイはいらないなどと述べました。山梨県、神奈川県、愛知県からの参加者が、反対の連帯のあいさつをしました。

　パレードを沿道で手を振って応援していた女性（６０）は「今までも御殿場市は自衛隊の受け入れで協力してきたのに、さらに危険なものが来るなんて怖い」と語りました。