2012年8月31日(金)
尖閣・竹島、原発、選挙制度…穀田国対委員長語る
ネット生放送番組で
日本共産党の穀田恵二国対委員長は28日、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」の生放送番組「ニュースバックヤード」に出演し、外交、原発などについて語りました。司会は政治ジャーナリストの角谷浩一氏。
同日が最終回となった同番組には、準レギュラーで出演してきた各党の7人の国会議員が出席。冒頭、同日、自公両党が参院に問責決議案を提出したことが話題になり、穀田氏は、野党7党が、すでに問責決議案を提出していることを説明し、それへ同調せよと主張しました。採決にあたっては「野田内閣に国民がノーを突きつけている。それにこたえ政党がどう力をつくすかが問われている」と述べました。
番組は、視聴者の質問に各党議員が答えるかたちで進行。穀田氏は尖閣諸島や竹島をめぐる問題では、尖閣の日本の領有権は歴史的にも国際法上も明りょう、竹島領有主張の正当性には根拠があることを述べたうえで、「自民党を含む歴代政権の外交努力が不足してきた」とフリップを示して指摘。千島問題では4島返還だけの立場をとっている歴代政権の姿勢を批判し、「国際法と歴史的道理に基づいて、堂々と主張することが大事だ」と強調しました。
原発をめぐる問題では、大飯原発の再稼働はやめよ、原子力規制委員会の委員長人事は「白紙撤回すべき」だと強調。原発ゼロを求める声が国民の多数となっている今、「原発ゼロの政治決断をすることこそが大事だ」と主張しました。
選挙制度改革をめぐる問題では、穀田氏は、選挙制度を協議する各党協議会に出席してきた一人として、「今の選挙制度は民意をゆがめる」と民主党を除く各党が一致していたことを紹介。民主党が消費税増税の採決と軌を一にして進めたことを指摘し「政局の思惑先行で、努力する姿勢が欠けている」と批判しました。
同番組は2万8千人が視聴し、2万6千人がコメントを寄せました。「番組を続けてほしい」は視聴者の95・5%を占めました。