2012年8月30日(木)
7回目 官邸前で怒りの行動
困っちゃう人々の会
「友人は進学断念」
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貧困問題に取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は29日、「生存権を守れ」「命を削る政治をやめろ」と訴えて、首相官邸前で「スタンディングアクション」を行いました。今回で7回目。
自立生活サポートセンター・もやいの稲葉剛さんは「消費税増税、社会保障制度改革推進法案を強行した3党合意をすべて白紙に戻すよう要求し、官邸に私たちの声を届けよう」と呼びかけました。
仕事帰りに初めて参加した女性(40)=東京都板橋区=は「納得のいく説明がないまま消費税増税を押しつけようとしている。市民の声を聞かないのが当たり前の政治になってしまった」と憤ります。
インターネットで知り初めて参加した女子大生(22)は、経済的な問題で大学に進学できなかった友人を見てきました。「地元で生活の苦しい人たちがいることを身近に感じていたので、今日ここに来ている人たちの思いを自分の肌で感じてみたかった」といい、マイクでリレートークする参加者の声にじっと耳を傾けていました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員も激励に駆けつけ「3党談合にノーの審判を下しましょう」と訴えました。
参加者は最後に「夏の夕暮れの永田町 のぼりくだりの坂の上 首相官邸は目の前だ みんなの声を届けよう」と歌いました。