「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年8月30日(木)

首相問責 7党・会派が結束

消費税増税反対の声に応える

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)野田首相問責決議案の修正案を参院に提出前に記者会見する7会派代表。左から2人目は井上哲士参院国対委員長=29日、国会内

 29日の参院本会議で可決された野田佳彦首相に対する問責決議は、国民多数の消費税増税反対の世論に応えて、日本共産党など野党7党・会派が一致結束してたたかい、自民党にも賛成させて可決したもので画期的な意義を持っています。

 民主党との3党談合で増税法を成立させておきながら自公両党は28日に問責決議案を提出するという「茶番」を演じ、自公以外の野党7党・会派に賛同を求めてきました。

 7党・会派は、断続的に協議。そのなかで日本共産党の井上哲士参院国対委員長は「3党合意に批判的な7党・会派の案に賛成することを最後まで求めていこう」と呼びかけました。

 7党・会派は、消費税大増税と3党合意を批判した7党・会派案を優先して本会議で採決するよう主張。また、自民党が、問責決議が可決されても原子力規制委員会の国会同意人事や赤字国債を発行するための特例公債法案については審議に応じる姿勢を示していることは許されないと批判しました。

 議院運営委員会でも7党・会派を代表して国民の生活が第一とみんなの党が自公の問責案を採決にかけることに反対。自公は、7党・会派と共同提案するか、7党・会派の提案に賛成するしかなくなりました。

 このため、自民党は共同提案を狙って7党・会派の提案理由から3党談合を批判した部分を外すよう求めましたが、7党・会派は拒否。結局、自民党は問責を可決するため7党・会派に賛成せざるを得なくなりました。

 自民党の賛成を受けて、井上氏は「3党合意で消費税増税をやりながら今になって増税仲間に問責を出す自公の提案自身が道理が無いものだった」と指摘。「7会派で結束を崩さずに、増税と3党合意が問題だと最後まで貫き通したことがこういう結果になった」と述べました。

 みんなの党の水野賢一幹事長代理は「まさに3党合意体制のインチキが証明されたということで私たちの勝利、大きい前進だ」と語りました。

 一方、民主党は、野田首相、輿石東幹事長、樽床伸二幹事長代行らが国会内で懇談。終了後、樽床氏は「3党で合意をいままでしてきたが、自民党の方が破棄をされた。約束は全部反故(ほご)にされるという意思だ」と述べました。

 7党・会派のたたかいは、消費税増税に反対する国民多数の声に応える大義ある行動であったことを改めて示しています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって