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2012年8月29日(水)

公債法案が衆院通過

佐々木氏 採決強行に抗議

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(写真)反対討論する佐々木憲昭議員=28日、衆院本会議

 28日の衆院本会議で、赤字国債発行のための公債特例法案が民主党、国民新党と新党大地の賛成多数で可決されました。日本共産党、国民の生活が第一、公明党、みんなの党、社民党などが反対しました。自民党、たちあがれ日本は欠席。

 反対討論で日本共産党の佐々木憲昭議員は、与野党の合意もなく民主党が一方的に日程を決めて強行した暴挙に抗議しました。

 今年度予算の財源確保のための法案ですが、同予算が消費税増税を前提とし、年金削減など社会保障の連続改悪、八ツ場ダムや次期戦闘機F35などムダ遣いを進めるものだと指摘。一方で富裕層、大企業に年間1・7兆円も新たに減税するために、多額の赤字国債発行は許されないとのべました。

 社会保障の財源は、証券優遇税制の廃止など所得税の累進性強化、大企業優遇税制の是正、ムダ遣いにメスを入れて確保すべきだと強調。民自公3党の修正で、年金国庫負担引き上げの財源を交付国債からつなぎ国債へ代えたところで、償還に消費税増税分を充てることに変わりないと批判しました。

 佐々木氏は、民自公3党合意は破たんしつつあると指摘。社会保障を検討するとした「国民会議」も機能せず、「大増税だけが先行する最悪の事態」と強調。わずかな富裕層増税さえ削られ、低所得者対策も示されないまま、「無慈悲に大増税だけを国民に押し付けるのは許されない」と批判しました。


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