2012年8月27日(月)
きずな確かめ願い実現
のべ1万3200人参加 日本母親大会おわる
|
第58回日本母親大会は26日、新潟市で全体会を開き、2日間の日程を終えました。前日とあわせてのべ1万3200人が参加。会場には「私の願い」を書きこんだ米粒形のシール2万枚を貼ったタペストリーも。子ども、平和、くらしを守るきずなを確かめあい、人を大切にする社会を築こうという熱気に包まれました。
代表委員の木村康子さんが開会宣言。主催者を代表して、同代表委員の柴田真佐子さんが、「母親大会58年の歩みを確信に、女性たちの切実な願いをかかげ、この激動の情勢にしっかりむきあい連帯を強めましょう」とあいさつしました。
ジャーナリストの斎藤貴男さんが「格差と貧困のない社会を―3・11以後…私たちはどう生きるのか」と題して記念講演しました。大企業のための震災復興や、消費税増税、教育の序列化など、格差と貧困を拡大させるアメリカや財界主導の政治の害悪を批判。すべての人が幸せになる社会をめざそうと呼びかけました。
各地の代表が原発ゼロ、震災復興、環太平洋連携協定(TPP)反対、平和、教育など各運動を報告。横断幕やのぼりを掲げながら思いのたけを訴えるたびに、会場は盛大な拍手に包まれました。
仙台市から参加した女性(58)は、「たくさんの仲間に会えて、元気をもらえました。原発ゼロめざして女川で署名活動をしていますが、これでいっそう頑張れます」と話しました。
来年の日本母親大会は東京で開かれます。