2012年8月23日(木)
今後も抗議行動続ける
反原連会見 「きょうは通過点」
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首都圏反原発連合(反原連)は22日、野田首相への直接要求と勧告行動後、国会内で会見を開き「今後も抗議行動を続ける」と表明しました。
ミサオ・レッドウルフさんは野田首相との面会について「みなさんの力でこの場がつくられた。国民一人ひとりが意見を言える民主主義につながっていくのでは」と指摘。「きょうは通過点。私たちの要求が聞き入れられるまで抗議行動を続ける」と表明しました。
小澤弘邦さんは「福島から避難している人たちや避難できないでいる人たちの無念の気持ちを背負っている」との思いで面会したと強調。今後の抗議行動について「選挙で国民の命を守る気概のある人を選ぶために盛り上げていきたい」と述べました。
「社会運動やデモを疎ましく思う風潮があったが、(首相官邸前抗議行動で)大きく変わってきている。その流れを止めることはできない」と話したのは、野田首相に「私たちはあきらめない」と訴えたイルコモンズさん。数十万人もの人が参加するまでに抗議行動が広がったのは「“非暴力”を戦略としているからだ」。国民の意識の変化について「野田首相は危機感を持った方がいい」と強調しました。
越後芳さんは今回の面会について「官邸前での抗議に加えて官邸内で抗議したと思っている。抗議の機会があれば続けていきたい」と話しました。