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2012年8月22日(水)

自衛隊国民監視差し止め訴訟

公正判決へ多数の署名

仙台高裁 原告ら提出

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(写真)裁判所前で署名を手にする後藤東陽原告団長(中央)ら=21日、仙台市

 自衛隊情報保全隊の国民監視の差し止めを求めた訴訟の原告と原告弁護団、支援する会は21日、9月の控訴審に向けて、「審理を尽くし、公正な判決を求める署名」の第1次分として、個人1520人分と261団体分を仙台高等裁判所に提出しました。

 原告団長の後藤東陽氏と副団長の安孫子麟氏が署名を手渡しました。参加者11人が署名に込めた思いを語り、「一審では、国が、監視活動を記録した内部文書の認否を拒み、監視活動の審議ができなかった。控訴審では、国が一転して実質的に内部文書を認めたので、1回で審議を終わらせることなく、具体的な監視活動の解明など、一審でできなかった審議を尽くしてほしい」と訴えました。

 同訴訟は、イラクへの自衛隊派遣に反対する活動を自衛隊情報保全隊に監視された東北地方の市民107人が、監視差し止めと損害賠償を求めたもの。

 3月に仙台地裁は、差し止めを却下するとともに、原告5人に損害賠償を認めた判決を出し、原告、被告双方が控訴していました。控訴審の第1回口頭弁論は9月21日午後2時から開かれます。


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