2012年8月22日(水)
毎火曜日の官邸前アクション
TPPは百害
参加撤回求め
「野田首相は環太平洋連携協定(TPP)参加方針を撤回せよ」と21日夕、東京都千代田区の首相官邸前に300人以上がつめかけ、声を上げました。「STOP TPP!! 官邸前アクション」の1回目の行動です。
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主催は、TPP参加阻止で共同活動をする市民団体の有志が呼びかけた実行委員会。TPP参加に前のめりになる野田首相にたいし、参加断念をかちとるために今後も毎週火曜日(午後6時から8時まで)に「官邸前アクション」を続けていくとしています。
参加者は、「TPPは百害」のプラカードやうちわを持って、「暮らしを壊すTPPはいらない」などと唱和しました。
「TPP賛成や態度不明な議員に働きかけよう。次の選挙は投票しないよ、と言いましょう」と実行委員会の内田聖子さん(アジア太平洋資料センター)。『サルでもわかるTPP』の著者の安田美絵さんは、進出企業が気に入らないと日本のルールを訴えるISD(投資家対国家間の紛争処理)条項の危険性を訴えました。
官邸前アクションには、全国各地から駆けつけました。「この行動に連帯するため飛行機できた」と話すのは、JA福岡中央会の吉村雅光さん。吉村さんは、「TPPは農業問題だけではありません。反対の連携を広げます」と話し、TPPの危険性を書いたウチワを配りました。
日本共産党の紙智子農林・漁民局長・参院議員と田村智子参院議員が参加し、それぞれ「参加を断念させるまでともにがんばりましょう」と激励しました。