2012年8月21日(火)
米海兵隊は出ていけ
米兵わいせつ事件 抗議の緊急集会
沖縄
|
「女性の人権蹂躙(じゅうりん)を許すな」「米海兵隊は出ていけ」。那覇市で18日未明に発生した米海兵隊員による女性への強制わいせつ致傷事件に抗議する緊急集会が20日、在沖米軍4軍調整官事務所のあるキャンプ瑞慶覧(ずけらん)前で開かれました。
警察官が基地のゲート入り口を封鎖する緊迫した中、約300人の参加者は怒りの拳を突き上げて抗議しました。
集会では、被害女性への謝罪と米兵の厳正な処罰、オスプレイ配備の撤回、すべての基地の撤退を求める米オバマ大統領などにあてた抗議声明文を満場の拍手で採択しました。
各政党から女性議員があいさつ。日本共産党の玉城ノブ子県議は「女性・県民の命や暮らし、人権を脅かす全ての基地の撤去と、オスプレイ配備阻止へともに頑張ろう」と訴えました。
沖縄社会大衆党委員長の糸数慶子参院議員は「基地があれば必ず同じことが繰り返される。沖縄から基地の存在をなくす以外にない」、社民党県連副委員長の狩俣信子県議は「米兵の性暴力による女性の犠牲者をこれ以上出してはならない。米軍は沖縄から即刻撤退させよう」とそれぞれ訴えました。