2012年8月20日(月)
日米共同演習始まる
住民ら抗議・監視活動
大分・日出生台
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大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で19日、10年ぶり5回目となる陸上自衛隊と在沖縄米海兵隊との共同演習が始まりました(30日まで)。演習に反対する住民らは演習場を見渡す玖珠(くす)町の高台に監視小屋を設置し、抗議・監視活動を始めました。
監視小屋には県原水協事務局長の遠入健夫さんや住民グループ「ローカルネット大分・日出生台」のメンバーらが午前7時前から詰め、演習場内の監視にあたりました。
米軍車両と隊員は今回、関係自治体・住民にルートを一切公表することなく16日夜から17日にかけて陸路演習場入りしました。岩国基地(山口県)を経由したものとみられています。
遠入さんは「米軍指揮下の岩国基地を使い、演習を秘密裏に強行しようとしているのではないか。南西地域島しょ部の防衛力強化を日米政府ともに急いでいることは明らかで、しっかり監視したい」と話します。
演習は陸自隊員約300人、米海兵隊員約300人が参加。23、24日の両日は実弾射撃、27〜29日には総合訓練が予定されています。