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2012年8月18日(土)

「教育のつどい」 学び語る

いじめ・原発・教育条例…知恵寄せ合いたい

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 神戸市内を会場に17日始まった「教育のつどい2012」。参加した教師らは、いじめ問題など教育現場が抱える課題にどう向き合っていくか、どういう教育実践をすすめるか、全国の経験から学び合いたいと熱を込めて語りました。


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(写真)壇上からの発言に拍手で応じる教育のつどい参加者=17日、神戸市

 愛知県の高校教師(37)は、「今回はいじめ問題のシンポジウムもあるのでぜひ出たいと思っています」といいます。「つどい」は4回目の参加。「いろいろな学校の話を聞いて、困っていることや頑張っていること、自分と同じような悩みなどを聞けるのがとても力になります」

 地元、兵庫県の採用1年目の小学校教師(23)は先輩にさそわれて参加しました。「先輩たちの実践を学びたいです。中学3年のときの担任が生徒の気持ちを理解してくれる先生だったので、自分もそういう先生になりたい。3年生を受け持っていますが、まだ右往左往しています。子どもたちが『このクラスでよかった』と思えるクラスにしたい」と抱負を語ります。

 東京都の小学校教師(25)も「教師になって3年目です。こんな教育をしたいという自分なりの理想はあってもなかなかうまくいきません。全国の先生がどんな授業実践をしているのか学びたい」。

 高校の社会科教師になって2年目という岡山県の女性(37)は「日々の授業でいっぱい、いっぱいだけど、原発事故についてどんな授業実践ができるかと思って参加しました。生徒に原発事故や震災復興はまだまだ終わっていないと伝えたい」と話します。

 大阪府の小学校教師の女性は、国語分科会のリポーターです。「作文を通して子どもたちがつながって、生きる力をつけてほしいという実践」を報告します。「(開会全体集会の記念講演の)渡辺あやさんが話した『だれかの生きる力になりたい』という思いにとても共感しました」といいます。

 「『つどい』には前から関心を持っていました」というのは初めて参加した名古屋市の高校教師(51)。「いじめ、TPP、大阪の教育条例、原発などいろんな問題が進行していて、なんとかせにゃならんという思いです。自分の現場だけでなく、全国の教師と知恵を寄せ合って、力を尽くしたい。とくに子どもの貧困の問題をなんとかしたい」と語りました。


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